老犬のてんかん発作とラミクタール

犬のおよそ100頭に1頭に、てんかん発作が発生する可能性があると言われています。てんかん発作の特徴は、繰り返し起こるところです。
普段は普通にしているのでわかりませんが、級に脳内の神経回路がショートして発作が起こります。
正常な神経回路ならば、規則正しいリズムで電気が微量に流れていますが、てんかんになるとこのブレーキ機能が効かなくなって、ショートが周囲の神経回路に伝わってしまいます。
繰り返し起こる発作は、特に老犬にとっては体力を奪う危険性があります。年々症状が悪化していくケースもあり、発作が止まらなくなってしまうこともあるので、その場合には早急に処置を施す必要があります。
老犬が発作を起こしたら、まずは声をかけてみましょう。その時に目がうつろになっていると、症状が起きている可能性が高いです。意識があるかどうかで、脳のどの部位に障害が起きているのかの判断の助けになります。
意識が残っているケースで多いのが、部分発作です。脳の一部にショートが生じている状態です。全身がけいれんして意識消失しているケースは、全般発作の可能性が高いです。全般の場合には呼吸が一時的に止まることもあり、これも老犬にとっては体力を奪ってしまう原因になります。
犬に対しての抗てんかん薬は、人間と同じ薬が使われることもあります。人間用の抗てんかん薬の中から、毒性が低くて副作用の心配がないものが使われます。症状によって薬を使い分ける必要があります。
人間用ではラミクタールという薬も使われますが、犬のてんかんによく使われるのは、フェノバルビタールという薬です。人間用のラミクタールがあるからといって、安易に与えてしまわないようにしましょう。ちなみに、人間に対してのラミクタールは部分にも全般の症状にも広く使われています。