ラミクタール服用で後遺症による精神症状の予防

頭部外傷や脳梗塞などの脳の病気によって引き起こされる後遺症にはてんかんのてんかん発作があります。
症状としてはけいれん発作や、意識が朦朧とする、集中力が低下するといった精神症状がみられます。
高齢者はてんかん発作の現われとしては、精神症状の方が強くみられますので、うつ病や認知症と間違えられやすいです。
てんかんの病気は一度発症すると完治はされませんが、薬によって発作は予防できます。正しい用量と服用方法を行うことが大切です。
抗てんかん剤のラミクタールという内服薬があります。最初の2週間は1日25mgの1日1回服用開始して、1~2週間ごとに増量していきます。最大400mgまで増量可能です。
他の抗てんかん剤との併用に注意ください。ラミクタールの血中濃度が低下することがあります。
バルプロ酸ナトリウム(デパケン)と併用する場合は、使用量が変わってきます。他の精神薬と併用することで、傾眠やめまい頭痛などの精神症状が悪化することがあります。ラミクタールはてんかんの治療というより、発作予防に使用されます。
他の抗てんかん剤をベースに併用して使用されていました。2014年8月から単剤使用でも承認されました。
てんかんの発作予防の他にうつ病や双極性障害(躁うつ病)治療薬として使用されています。こちらも急性期には用いられず、慢性期で再発、再燃の予防を目的としています。
従来のてんかん薬には身体に負担が大きく、副作用も強く現われていました。ラミクタールは副作用が少なく済むよう開発されました。
ラミクタール服用することによって、約半年後には後遺症の精神症状の悪化を予防できたという臨床結果がでています。後遺症そのものは完治することは難しいですが、発作を予防できる薬物療法の一つとしてお考えください。